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  • 執筆者の写真スポーツ医学分析部門

簡単なミトコンドリア機能測定

更新日:2020年5月28日

レザズリンという酸化還元反応をモニターできる化合物を使って、簡単にミトコンドリア機能を測定できるようです。当ラボでも実施してみました。方法は以下の論文を参考にしています。

1) Hai-xia Zhang 1, Guan-hua Du, Jun-tian Zhang. Assay of Mitochondrial Functions by Resazurin in Vitro. Acta Pharmacol Sin . 2004 Mar;25(3):385-9.

2) F.E.GreyabcAmelia R.TownleybNicola M.EverittaAlistairCampbell-RitchieaSally P.Wheatleyb. A cost-effective, analytical method for measuring metabolic load of mitochondria. Metabolism Open Volume 4, December 2019, 100020


  1. ミトコンドリア懸濁液を用意する (ミトコンドリア単離方法を参照)

  2. レザズリン0.1%/DW溶液を調整(レザズリン10mg+DW10ml→フィルター)

  3. レザズリン0.1%/DW溶液を10% FBS/抗生剤を含むDMEM培地で25-40倍希釈する(final 160uM-100uM)

  4. 96well Black plateにレザズリン/DMEM培地を200ulずつ分注

  5. ミトコンドリア懸濁液を20ul/wellで分注していく

  6. 37℃ Co2インキュベーターで12-24時インキュベート※ミトコンドリアの量が多い場合は適宜インキュベート時間を調整する。6時間程度でも測定可能.

  7. Ex 530 / Em 590nm で蛍光強度を測定する。


例) クリアープレートでマウスの肝臓のミトコンドリアを解析した例です。

紫色のwellにはミトコンドリアをアプライしており、青色のwellにはPBSをアプライしています。ミトコンドリア機能が高いもしくはミトコンドリア量が多いと、発色(紫色)がより顕著になります。






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