肝臓を例にして記載します。
参考文献
1. 伊藤順子. 新しい生化学・栄養学実験. 三共出版. 2002年04月.
2. Lars F. Eggers and Dominik Schwudke Research Center Borstel, Borstel, Germany. Liquid Extraction: Folch. Springer Science+Business Media Dordrecht 2016 M. Wenk (ed.), Encyclopedia of Lipidomics, DOI 10.1007/978-94-007-7864-1_89-1.
手順
2mlチューブの重さを電子天秤で測り、0合わせしておく
2mチューブに肝臓片100mg程度(50-120mg)を入れて、重さを計測
10倍量のDWと破砕ビーズを加える. (組織100mgの場合、DWを1000ul加える)
3分間破砕装置でビーズ破砕する
新しい2mlチューブに破砕液を440ul, メタノール・クロロホルム溶液(1:2)を1100ul加える
ボルテックス
15,000xg 5分遠心
下層の有機層(クロロホルム)400ulを新しい1.5mlチューブに分注
80℃のピートブロック上で10-15分乾燥→粘性のある脂質だけ残る
イソプロパノール or 5% BSA/PBS-T0.05% 100ulで溶解→超音波で分散(10min)
解析まで-20℃保存するが解析前に再度超音波で分散
TG測定kitなどで測定する。和光製のTG測定kitではサンプル10ul+マスターmix100ulとして、96well plateで測定を行う。
上記実験をおこなった場合の組織1g当たりのTG(トリグリセリド) 量の簡易版換算式の例
測定したTG濃度(mg/ml) x 0.1 x 1.667 x 2.5 x 10 = TG mg/1g tissue
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